
ヨーロッパとアジアの狭間、ジョージア移住の魅力と現実
― ビザなしで1年暮らせる国で、あなたの新しい暮らしを描いてみませんか?― 経済的にも文化的にも、急速に注目度を上げている国「ジョージア」。 ヨーロッパとアジアのちょうど中間に位置するこの国は、日本人にとってビザなしで1年間暮らせる、数少ない“自由滞在国”の一つです。美しい山岳風景と治安の良さ、安価な生活コスト、そして多様な滞在方法が可能な制度設計。今回はそんなジョージアへの移住について、基本情報から実際に必要なステップまでをわかりやすく解説します。
ジョージアってどんな国?
ヨーロッパとアジアの“はざま”にある魅惑の国
ジョージアは、黒海とカフカス山脈に囲まれた旧ソ連の国。ヨーロッパ文化の香りと、アジア的な人情味が混ざり合うユニークな場所です。
首都トビリシは、ヨーロッパの古都のような街並みと、急速に発展するカフェ文化やコワーキングスペースが融合しており、特にデジタルノマドやスタートアップが集まる注目の拠点になっています。
公用語はジョージア語(英語も都市部では通じる)
通貨はラリ(GEL)
日本との時差は-5時間(夏時間なし)
日本人に対するイミグレーションが非常に寛容
移住にかかる生活コストは?
首都でも月10万円台で生活可能
ジョージアは物価が非常に安く、日本の都市部の半額以下で生活可能です。特に賃貸住宅や外食費がリーズナブル。
| 項目 | 月額目安(トビリシの場合) |
|---|---|
| 家賃(1LDK) | 約4~6万円 |
| 食費 | 約2~3万円 |
| 公共料金 | 約5,000~8,000円 |
| インターネット | 約2,000円 |
地方都市や郊外に住めば、さらに生活費を抑えることも可能です。物価の安さは、物理的な移住だけでなく“長期滞在”を可能にする大きな魅力です。
教育・医療の水準は?
私立インター校や都市部の医療機関は一定水準
教育制度は旧ソ連時代の影響を受けつつも、都市部では英語教育に力を入れたインターナショナルスクールも多数。欧州型のカリキュラムが整備されており、日本人家族の移住先としても検討の余地があります。
医療については、都市部の私立病院では一定の水準が保たれており、英語での対応も可能。ただし、医療保険の加入や緊急時の一時帰国を前提に備えておくのが現実的です。
日本人はビザなしで移住できる?
365日ノービザ滞在OK。住むだけなら“手ぶらで可”
ジョージア最大の魅力の一つが、日本のパスポートで 最大365日ビザ不要 という制度。観光扱いでありながら、住居契約・銀行口座開設・仕事探し・子どもの学校登録までも行える非常に自由度の高い滞在が可能です。
しかも、1年滞在後に周辺国へ一時出国し再入国することで、再び1年滞在を始められる“ビザラン”もまだ許容されているケースが多く、柔軟なライフスタイルを支えます
長期移住を目指すなら?
レジデンスパーミット取得の選択肢
1年の観光滞在後も、長期的に住み続けたいなら「一時居住許可(Temporary Residence Permit)」の取得が必要です。代表的な取得条件は以下の通り:
就労ビザ:現地企業との雇用契約(月額1,137GEL以上)
起業・投資:法人設立+年間売上50,000GEL以上
家族帯同:ジョージア人配偶者や滞在者との婚姻・扶養
不動産投資:100,000~300,000USD相当の物件購入
申請後は、通常20~30営業日で「Residence Card(居住カード)」が発行され、銀行・保険・行政手続きもスムーズに行えるようになります。
【具体的ステップ】ジョージア移住の流れ(リモートワーカー向け)
ステップ①:渡航準備(日本で)
ビザ申請は不要
→ 日本国籍の場合、観光ビザ免除で365日滞在可能。準備しておくもの
有効なパスポート(残存6か月以上推奨)
海外旅行保険(任意だが医療の備えに重要)
国際運転免許証(地方移動があるなら)
英文での収入証明や就業証明(滞在延長や口座開設で使える)
ステップ②:ジョージア入国・生活スタート
空路でトビリシ、またはクタイシへ入国
入国審査でパスポートを提示するだけでOK
→ スタンプが365日有効の観光滞在許可に相当住居探し(賃貸 or 民泊)
不動産サイト(ss.ge、myhome.ge)やFacebook Marketplaceで探す
月300~500USD程度で1LDK~2LDKが借りられる
ステップ③:生活基盤の整備(任意)
銀行口座開設(任意)
パスポート+住所証明(賃貸契約書など)で可
Liberty BankやBank of Georgiaなど
SIMカード購入(空港でも買える)
Magti、Silknet、Beelineなど
リモートワークの環境
カフェやコワーキングが豊富(特にトビリシ)
通信速度は平均40~70Mbps、光回線も普及
ステップ④:滞在延長・移住ステップの検討(3~6か月目以降)
リモートで働きながら、以下の移住手段を検討:
起業してレジデンス許可を申請(年間売上50,000GEL以上目安)
長期契約の就労先を見つけて労働ビザ申請
不動産購入による投資ビザ取得(100,000~300,000USD以上)
ジョージア人との婚姻 or 現地教育機関への進学でビザ取得
ステップ⑤:レジデンスパーミット申請(希望者のみ)
必要書類(例:起業なら会社登録+銀行明細など)
手続き先:Public Service Hall(トビリシ中心部にもあり)
申請方法:窓口 or オンライン申請(e-application)
審査期間:通常30営業日、急ぎ申請も可(追加費用)
リモートワーカーなら「まず行く」でOK
| 条件 | 日本人ならどうなる? |
|---|---|
| ビザ取得 | 不要(観光扱いで365日滞在可能) |
| リモートワーク | 現地企業での就労でなければ問題なし(脱税注意) |
| 現地法人設立 | 数日で設立可、オンラインバンキングも可能 |
| 永住化のステップ | 投資・就労・婚姻・長期滞在での居住許可取得可能 |
まとめ:ノンストレスで始められる移住先として注目
ジョージアは「今すぐ行って、住める」ほど自由度の高い移住先です。短期のロングステイから、起業や家族移住を前提とした本格的な永住まで、多彩なライフスタイルを実現可能。
物価や治安、気候、制度、すべての点で「住んでみたい国」としての条件が揃っており、これからますます注目されることは間違いありません。